神阪編R041

12時31分、神戸空港海上アクセスターミナル桟橋に到着。

ここから神戸空港ターミナルビルまで、また無料アクセスバスに乗車する。

ただ、歩いても5分程度の距離なので荷物がなければ歩いたほうが早いかも知れない。

それ以前にベイ・シャトルは関空から神戸三宮へのアクセス手段としては、あまり利便性が高いとは言えまい。

関空と神戸空港をダイレクトで連絡する必要でもなければ、さほど意味のある手段ではなかったように思える。

関空のポートターミナルをホテル日航関西空港の前まで移動して、第1ターミナルから歩いて行けるようにすれば利用者数も増えると思うのだが。

愛称“マリンエア”こと神戸空港は、コンパクトでこじんまりとした空港だ。

神戸空港が建設されたとき、大阪国際(伊丹)空港や関空と重複することから“非効率的な公共事業”として世間から非難されていた記憶がある。

1階が到着階、2階が出発階に分かれ、3階がレストラン街、その上は屋上で展望デッキになっている。

レストラン街には洋食店、うどん屋、たこ焼き屋、牛すじ屋、上島珈琲店など神戸ならではの飲食店が軒を連ねている。

神戸発祥の上島珈琲株式会社は一般に「UCC」という略称のほうが知られている。

上島珈琲店はUCCが運営する喫茶店舗で東京にも多数出店しており、その数は神戸の店舗数より圧倒的に多い。

また、今回は立ち寄ることがなかったが牛すじ屋「壱成」は、飛行機に乗る用事がなくても来たいと思える店。

旅客機を眺めながら牛すじ煮込み豆腐や豚モッチーズなどを肴にキリンビールの「ハートランド」やバーボンハイボールを味わえるとは、なかなかのもの。

次に関西から帰京する時は伊丹でも関空でもなく神戸空港まで来て、「壱成」で一杯やってから帰ろう…そう心に決めてみる。

展望デッキに上がってエプロンを眺める。
 
成田第1ターミナルに続き本日二港目だ。

飛行機マニアはもとより、若いカップルや小さい子供を連れたファミリーなどが思い思いに時を過ごしている。

展望デッキには鮨屋が出店しており、抜群の眺望を楽しみながら寿司を堪能できそう。

しかし懐具合との兼ね合いもあり、牛すじ屋ほどまで食指は動かない。

そういえば関空では展望デッキに上らなかった。

関空の展望デッキは第1ターミナルにはなく、少し離れた関空展望ホールスカイビューというビルにあり、ここでも無料シャトルバスのお世話になる必要がある。

ちょうどベイ・シャトルのポートターミナルと道路を挟んだ反対側にあるので、ここで出港まで時間を潰しても良かったかもしれない。

ただしスカイビューから直接ポートターミナルへ歩いては行けないので、一旦ターミナルに戻る必要があったりと非常に面倒くさい。

それにしても関空島内の移動は無料シャトルバスがないと話にならないようだ。 
 
神阪編R042

[旅行日:2014年7月2日]