茅野駅への道すがら、道祖神が佇んでいた。
信州ではよく見かける神様。
道を守る神として村落に邪気や悪霊が入るのを防ぐご利益があると考えられている。
また、男女一対の形状から夫婦円満、子孫繁栄、縁結びなどのご利益もあるそうだ。
道祖神のようにシンプルで小さな神様もいれば、諏訪大神のように複雑な神様もいる。
茅野駅まで結構な距離があるも、徒歩での散策もなかなか楽しい。
茅野駅にたどり着くと、駅前に大きな鳥居が聳立していた。
鳥居の袂に「諏訪神社参拝道」と刻まれた石標が立っている。
今回は巡礼の都合で下社秋宮から同春宮、上社本宮、同前宮へと辿ってきたが。
諏訪大社へは本来、ここから前宮→本宮→春宮→秋宮の順で参拝すべきだったのだろうか。
茅野駅に到着し、長かった諏訪大社の参詣が終わりを告げた。
ただ、長かったといっても僅か3日間の行程。
それだけ諏訪大社という一之宮が内包する謎が奥深かったということか。
13時38分、小淵沢方面へ向かう1530M電車に乗り、諏訪の地を後にした。
[旅行日:2016年12月13日]