近鉄鈴鹿線を鈴鹿市駅で降りる。
近くに市役所があるので駅名は「鈴鹿市」と命名されたが、一帯の地名は「神戸(かんべ)」という。
駅から徒歩圏内に伊勢神戸城がある、いわば“城下町”。
しかも近くを旧伊勢街道が通る“宿場町”でもある。
祝日とあってかトラックなど商用車の姿もなく、駅近辺はヒッソリしている。
ただ、祝日だけが閑散としている理由でもなさそう。
駅ビルは結構な大きさなのだが、入居しているテナントで目立つのは進学塾ぐらい。
鉄道が歴史的な役割を終えて自動車社会に移行した現代。
昔からある古い町が時代の流れから取り残されてしまうのはやむを得ないところだろう。
駅前広場に出てバス停へ。
都波岐奈加等(つばきなかと)神社へは路線バスを使うと便利だ。
椿大神社を参拝するのに利用したC-BUSではなく、三重交通の路線バス四日市鈴鹿線。
鈴鹿市駅から乗車して高岡というバス停で下車し、10分ほど歩けば到着する。
だが、祝日のため生憎と都合の良いバスの便がない。
そこで天気もいいことだし、都波岐奈加等神社まで歩いてみることにした。
[旅行日:2012年12月23日]