一宮の裏通りをブラブラ歩きながら尾張一宮駅へ向かう。
街中あちらここちらに面白そうな飲み屋が数多くある。
昼間なので営業していないのが残念だが。
こうした飲み屋に限らず、この街には昭和の色濃い建物がアチコチに残っている。
昭和テイスト大好き人間の自分にとっては、まさに「宝の山」。
名古屋だと中京経済圏の旺盛な投資意欲が不動産に流入し、土地や建物が盛んに売買された結果、どんどん古い建物が姿を消している。
しかし、そこまで中京経済圏に飲み込まれていない一宮では、名古屋ほど街の新陳代謝が進んでいないせいだろう。
しかも街の東側へ行き大江川を超えれば、そこに控えるは一宮競輪場。
競輪場から南へ岐阜街道(国道155号)を超えると、そこは有名な色街、花岡町。
一宮の生んだスーパースター、つボイノリオ先生の名曲「一宮の夜」の如く、まさに「清濁併せ呑む」街。
今回は残念ながら(?)競輪場にも花岡町にも足を運ぶことはなかったが。
歩けば歩くほど興味を惹く事物が目に飛び込んでくる。
名古屋から電車で僅か10分程度なのに、このコンパクトにまとまったカオス的な街の有り様は奇跡的とも言える。
またいつかこの街を訪れ、タップリ時間をかけてジックリ堪能してみたいと思う。