鳥居を出て太鼓橋を渡ると、左側にこんもりとした森がある。
案内地図を見ると「八幡山」とある。
石段を進んでいくと鳥居が2つ。
その奥に小さな御社が2つ、横に並んでいる。
左側が八幡社、右側が恵比寿社。
どちらも秋宮の摂社のようだ。
八幡山から山王閣へ長生橋という陸橋が架かっている。
橋の袂に山王閣の日帰り入浴の案内が立っていた。
諏訪湖を一望できる展望台もあり、秋宮参拝の際は気軽に利用できる便利な施設なのだが。
閉館となれば秋宮を取り巻く環境の魅力が少し削がれることになるだろう。
再び秋宮の正面に出、下諏訪駅の方を眺める。
一直線に伸びる広い道路は一見、表参道のように見えるが。
実は五街道のひとつ中山道であり、今は国道142号線でもある。
緩やかな坂を下っていくと、途中に高札場があった。
高札場とは江戸時代に「高札」を掲げた場所。
高札には法度[はっと]や禁令、罪人の罪状などが記されていた。
世間に広く知らしめるため、人通りの多い街道の入り口などに設けられることが多かった。
下諏訪駅前に出た。
駅前には御柱と曳綱のモニュメントが設置されている。
昨日は暗いうえに急いでいたので気付かなかった。
ここ下諏訪駅から今度は下社春宮へ向かう。
ただ、秋宮ほど近くなく結構な距離がある。
それでも、歩いて行くことにした。
[旅行日:2016年12月12日]