諏訪下秋17

社号標の奥に石灯籠を模していながらも、神社とは不釣り合いな不思議な塔が立っている。

下諏訪の地でオルゴールを作り続けてきた三協精機(現・日本電産サンキョー)が建てた「オルゴール塔」。

1時間3回、30弁のオルゴールが音色を奏でるという。

塔の真ん中には御柱祭の「木落し」をイメージしたからくりが装置があり、オルゴールの奏鳴に合わせて動き出すそうだ。

オルゴール塔の隣には手水舎。

その後背に池が広がっている。

「千尋池」といって、水源は御手洗川の清流だ。

この「千尋池」は底が遠江国浜松近辺の海までつながっている…そんな言い伝えがあるそう。

それが「千尋」という名の由来。

社伝によると、火災の際この池の底から宝物が灰に塗れて発掘された。

それが国重要文化財の「売神祝印[メガミホウリノイン]」。

奈良時代に平城天皇から賜ったと伝わる社宝なのだそうだ。

諏訪下秋19

太鼓橋を渡って境内へ。

右手に「下社秋宮」と墨書された看板が掲げられている。

諏訪大社には上社と下社があり、更に上社は本宮と前宮、下社は春宮と秋宮に分かれている。

つまり四つの神社から一つの大社が構成される珍しい一宮だ。

諏訪大社の祭神は主祭神の建御名方神と妃神の八坂刀売神。

ただ、下社と上社では微妙に異なる。

下社は秋宮春宮ともに建御名方神と八坂刀売神、さらに兄神の八重事代主神が配祀されている。

一方の上社は本宮が建御名方神、前宮が八坂刀売神と分かれている。

鳥居をくぐって境内へ歩を進める。

外側に鳥居は他に見当たらないので、これが一の鳥居に当たるようだ。

緩やかな坂道になっている表参道は中央に石畳、その両脇に石段。

例えれば自転車も通れる歩道橋のようになっている。

諏訪下秋21

[旅行日:2016年12月12日]