水無52-049

濃尾バスで再び高山駅に戻る。

昨夜は暗くて分からなかったが、陽光の下で見る駅舎の外観はモダンな印象。

随分と前に訪れた際の記憶に残る駅舎の面目は、どこにも見当たらない。

やはり外国人観光客を意識してのデザインなのだろうか?

次の目的地へはJRを利用しないので、このまま高山駅とはサヨナラだ。

水無53-050

せっかく飛騨高山まで足を運んだことだし、まだ時間にも若干の余裕がある。

そこで三町伝統的建造物群(重伝建)保存地区を散策してみることにした。

駅前から伸びる中央通りを東へ向かってズンズン進むうち、水無神社の前で別れを告げた宮川が再び現れた。

橋を渡った東側が三町重伝建保存地区になる。

高山は臥龍桜の項に登場した武将、金森長近が築いた高山城の城下町として生まれた町。

城郭の周囲を武家屋敷で固め、一段低い場所を町人の町とした。

城下町は一般に武家地が広く、町人地が狭いものだが、逆に高山は町人地のほうが武家地より2割も広いという。

しかも城下町には東西南北から街道が引き込まれ、経済に加えて政治などの面でも飛騨国の“首府”として機能。

狭隘で耕作地に乏しい飛騨だけに、長近は農業より商人の経済力を産業の中心に据えようとしたのかもしれない。

その町人地の一部が重伝建地区として現在にまで遺されているわけだ。

水無54-051

[旅行日:2016年12月11日]