水無27-026

歌碑の隣に摂社がひとつ鎮座している。

社号は「白川神社」。

この「白川」とは世界遺産にも指定されている合掌造りの里、白川郷。

正確には岐阜県大野郡白川村のことだ。

昭和32(1957)年に白川村で建設が始まった、本格的ロックフィルダム「御母衣[みぼろ]ダム」。

ロックフィルダムとは岩と粘土だけで巨大な壁を築き、水を貯める方式のダムだ。

同35(1960)年、東洋一の規模を誇る「御母衣ダム」は完成。

しかし、偉業への代償とでもいうべきか。

白川村の長瀬と福島の両集落がダム湖の底へと沈んでいった。

その前に、集落に鎮座していた氏神の白山神社を水無神社に遷座。

両神社を合祀し創建したのが、目の前にある白川神社というわけだ。

水無30-027

ようやく楼門までたどり着いた。

“ようやく”と呼べるほど、境内は色濃いエピソードで満ち溢れている。

これといって目につくものがなかった美濃一宮南宮大社とは対照的だ。

しかし、参拝の前に手水舎で両手を禊ぎ、口を漱がねばならない。

ここの水は地下60mから汲み上げた伏流水という。

平成17(2005)年の平成の大合併で新制高山市が誕生。

この折「一之宮町」という地名が復活した際の記念事業だったそうだ。

ちなみに大合併後、高山市の面積は2177.61平方kmとなり日本最大となった。

これは東京都の2190.5平方kmから島嶼部405平方kmを引いた面積よりも大きい。

水無28-032

[旅行日:2016年12月11日]