水無14-015

入口横の石に刻まれた「臥龍公園」の文字。

国指定天然記念物「臥龍桜」のために整備された公園だ。

今でこそ周囲は小綺麗な公園として整備されているが。

もとは大幢寺[だいどうじ]の境内にあった。

なので往古は「大幢寺の大桜」と呼ばれていた。

昭和6(1931)年に同寺の第二十世住職、道仙和尚が「臥龍桜」と命名。

この名称は桜の幹枝が龍の姿に似ていることに由来するそうだ。

臥龍公園

臥竜桜は推定樹齢1100年を超える江戸彼岸桜[エドヒガンザクラ]の老木。

高さ20m、目通り(目の高さでの幹の直径)7。3m、枝張りは南北30mにも及ぶという大樹である。

母樹から伸び過ぎた枝が垂れて地に着き、そこから発根してもう1本の幹ができた。

新しい幹は母樹から養液を摂取する必要がなくなったため、中間の部分が枯れ落ちてしまった。

さらに昭和34(1959)年、伊勢湾台風の被害に遭い龍の首に相当する部分がポッキリ。

このため現在は母樹と新しい幹の2本の桜で龍を形どっている。

ちなみに枯れ落ちた部分の木は今でも地面に転がっていた。

臥龍桜に近寄り、枝張りを見上げる。

桜花の美しさは「飛騨・美濃さくら三十三選」にも選ばれるほど。

見頃は4月の中旬~下旬とのこと。

冬真っ盛りの現在では当然ながら蕾すら膨らんでいない。

水無15-016

[旅行日:2016年12月11日]