本町駅と直結しているのは10号館。
その1階商店街へ足を運んでみた。
立ち並ぶ店舗は悉く、いまひとつ垢抜けてない印象を受ける。
繊維問屋が密集しており、いわば船場は「ファッションの街」なのに。
このビルは「株式会社大阪市開発公社」という外郭団体が運営している。
そうした「殿様商売」が最先端で流行を牽引できるはずもない。
難波で我慢した昼食を船場で摂ることにした。
難波の仇を船場で取る…じゃないけど。
とっくにランチタイムは過ぎているが、開けている店が結構ある。
ここは巨大ビジネス街のド真ん中。
その活動時間帯に合わせて飲食店も昼休憩など取らないのだろう。
喫茶店や居酒屋から沖縄やインドの料理まで。
それにしても様々な飲食店が立ち並んでいる。
しかし、いまいちピンと来る店がなかったので、隣の9号館へ行ってみた。
するとここに、なぜかカレーの「自由軒」がある。
ルゥとライスをまぶした「インディアンカレー」でおなじみ、大阪の名物カレー屋さん。
しかし自由軒は確か難波千日前にあったはず。
それがなぜ船場にあるのか?
自分が船場と難波を勘違いしていたのか?
調べてみると難波と船場の自由軒、実は全く無関係の存在だった。
本家は難波のほうで、船場は支店ではなく暖簾分けで誕生した店。
センタービルの開業に合わせ、本家の許可を得て出店したという。
[旅行日:2014年3月19日]