鳥居の左後ろには「歓迎 全国一之宮めぐり」の看板と掲示物。
「伊勢国一之宮」を前面に押し出して存在感をアピールしているようだ。
こちらで頒布しているのは御朱印帳とガイドブック、それに掛け軸。
ガイドブックは全国一の宮会が編纂した「全国一の宮めぐり」「旅する一の宮」と、たちばな出版の「全国の開運神社案内」の3種類。
「全国の~」は一般書籍なので書店で入手できるのだが、一の宮会の両ガイドブックは書店で流通しておらず、諸国一之宮の社頭でしか入手できない。
しかも必ずしも全ての一之宮で頒布しているわけでもなく、特に後者の「旅する一の宮」は、ある意味「稀覯本」である。
一の鳥居をくぐって参道を先に進む。
石灯籠、二の鳥居、そして奥にコンクリート製の拝殿。
ここは二神相殿なので、それぞれ別の御祭神が鎮座している。
「都波岐神社」の祭神は椿大神社と同じ猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)。
「奈加等神社」の祭神は天椹野命(あまのくののみこと)と中筒之男命(なかつつおのみこと)の二神。
天椹野命は饒速日命(にぎはやひのみこと)が天降った際に随伴した三十二神の一柱とのことだが、いまひとつ良く分からない。
もうひとつの神、中筒之男命は良く分かる。
攝津国一之宮住吉大社の祭神「住吉三神」の一柱だ。
[旅行日:2012年12月23日]