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つまりド派手は施策は宗春が突発的に思いついたわけではない。

尾張国に連綿と受け継がれてきた歌舞音曲好きの“民族性”が、宗春の存在を介在して現世に姿を現したのだ。

神楽殿の建物を眺めるうち、判官ならぬ“宗春”贔屓が嵩じたのか、そんなことを想った。

境内西端の出入口に建つ鳥居から境内の外に出で、外周道路を楼門の方面へグルリと回ってみる。

楼門の手前に立つ中央の白い建物は宝物館。

だが、その左隣りに、なぜか星条旗が掲げてある。

尾張国一之宮とアメリカ国旗……一体いかなる関係があるのか?

近づいて見ると何かの食べ物屋の様子。
 
看板を見ると「お茶漬け」と書いてある。

どうやらお茶漬け屋らしい。
 
店名は「ニューヨーク」。

入口には名古屋のローカル番組のステッカーや、掲載された雑誌の記事が所狭しと貼ってある。

地元では結構な有名店なのだろうか?

看板には「揚げ明太子」(油に入れたとき粒々が一斉に破裂しないのだろうか?)とか「フォアグラ」「フカヒレ」と列記してある。

更には「鯛 吉兆」や「瓢亭の朝粥」までも。

ここで京都屈指の老舗料亭の名物が食べられるのか?
 
[旅行日:2012年12月22日]