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門前の参道は広々として、一之宮に相応しい構え。

道の両側には歴史的な建造物がボチボチと立ち並んでいる。

鳥居の手前右側にある蔵造りの建物は歴史的建造物の「高原家住宅」。

明治時代に建造されたものと推定されている。

「ニンベン」の屋号で椿香油の販売や鶏卵を東京へ卸す商売を行なっていたという。

外周を土蔵のように塗り込めた「店蔵」で、店内の太い柱と人見梁が特徴だ。

人見梁とは店先の上方に取付けてある化粧梁のことで、蔀戸(出入り口の戸)を昼は上げて収納しておき、夜は下ろして戸締りする仕組み。

「蔀(しとみ)」が訛って「人見(ひとみ)」になったという。

玉前神社の門前に到着。

上総一ノ宮駅から徒歩10~15分ほどか、意外と近い。

境内は、こじんまりとまとまったコンパクトな印象。

一の鳥居は朱に塗られた一般的な明神鳥居だ。

鳥居の右脇には社号標。

左横に「神社本廳統理 徳川宗敬謹書」と刻字されている。

[旅行日:2013年5月21日]