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お昼前、上総一ノ宮駅に降り立つ。

天気は朝から変わらず薄曇りのまま。

暑くも寒くもない、丁度いい頃合い。

駅舎は昭和14(1939)年、隣町である睦沢町上市場の香焼(こうたき)氏により建設された。

資材には大正12(1923)年の鋼材が使用されているそう。

出入口横にある自動販売機の裏には当時の窓枠が残っている。

また、待合室のベンチや構内の跨線橋も当時のものだとか。

改札口を出ると正面の「名糖食堂」という食べ物屋さんの看板部分に、広告と案内図が掲げられていた。

食堂の名前、乳製品メーカーの「名糖」と何か関係があるのだろうか?

それにしてもフィルムを反転させた社殿の写真が斬新といえば斬新で、なかなか洒落っ気のある一之宮と見た。

その案内図に従い、玉前神社方面へ。

途中、見るからに古めかしい社号標を見かける。

しかし、なぜ境内でもないこの場所に立っているのか?

本物の社号標なのか? それとも、ただの記念碑か?

根元の部分に「参道」と記されているので、この道が表参道なのは確かなようだ。

[旅行日:2013年5月21日]