よく日本代表戦で使用される埼玉スタジアム2002に比べたら、その大きさは牛丼大盛り用丼と味噌汁用椀ほどの差があるだろうか。
しかし、大宮はアルディージャの町。
そのハートランドに位置するサッカー場としては、これぐらいの規模のほうがサポーターの求心力を高め得るのに適しているかと思える。
その左側には埼玉県営大宮公園野球場。
昭和九(1934)年開業というから、かれこれ80年の歴史を数える。
同年のこけら落とし興行では「日米野球」が開催され、ベーブ・ルースやルー・ゲーリッグもプレーした老舗(?)の野球場だ。
現在でも埼玉西武ライオンズが年に数回、公式戦を開催している。
こちらも今日は何も催されていないが、同様に鉄格子から中を見てみる。
西武ドームに比べたら施設面では確かに見劣りするだろうが「ここは歴史遺産だ」と割り切れば、それなりに味わい深い野球観戦が楽しめるのではなかろうか。
野球場の隣には小さな遊園地。
小さな飛行機の遊具塔が聳え、古ぼけたアトラクションが昭和の雰囲気を色濃く醸し出している。
その奥には小さな動物園。
だが残念ながら今日は休園日。
中から動物の鳴き声が聞こえるもの、どのような動物がいるのかまでは分からない。
[旅行日:2013年5月20日]