RJ洲崎11

海岸線から神社へ引き返そうとした時、左側へ緩やかに下っていく小路を見つけた。

興味をそそられ先に向かって歩いていくと、漁船や釣り船が数多く係留されている小さな漁港に出た。

ここ「洲崎漁港」から更に先へと延びる細い道を進めば、そこには小さな旅館が数軒立ち並んでいる。

釣り客相手に営業しているのだろうか。

そこに「明神荘」という名の旅館を見つけた。

名は無論、洲崎神社に因んだものかと思われる。

玄関から寅さんがひょっこり現れそう…そんな佇まいだ。

両脇を竹藪で覆われた「笹のトンネル」のような小路を抜け、フラワーラインを歩く。

やがて、洲崎神社に隣接している「洲崎観音養老寺」前のバス停にたどり着いた。

洲崎観音養老寺、正式には妙法山観音寺という。

次のバスまで時間があったので境内を散策することにした。

創建は養老元(717)年で、開祖は役行者(えんのぎょうじゃ)。

神仏分離までは洲崎大明神の社僧を勤めていたという。

また、ここは曲亭馬琴の長編伝奇小説『南総里見八犬伝』の舞台にもなった。

こちらはこちらで、なかなかに興味深い歴史を刻んでいる。


(旅行日:2012年12月17日)