通勤する人、上京した人、これから旅立つ人…往く人来る人でごった返す朝の東京駅。
八重洲口の高速バスターミナルから鹿島神宮駅行き高速バス「かしま号」に乗り込む。
今日は到着地そのままに鹿島神宮、そこから程近い香取神宮を巡礼する予定だ。
09時00分発のJRバスに乗車するつもりで来たのだが、既に車内は鹿島臨海工業地帯へ向かうビジネスマンで座席の半分以上が埋まっている。
こんな人だらけのバスは嫌なので、1本遅らせることにした。
そのおかげで行列の前方4番目ぐらいに並ぶことができ、乗車したら助手席サイドの先頭、しかも窓側の席に運良く座れた。
9時ちょうどのバスに比べると、それほど混雑していない。
乗客はスーツ姿のビジネスマンが大半…というか、スーツ姿でない乗客はどうやら自分一人だけの様子。
そこへ、大きな荷物を2つも抱えたスーツ姿の初老の親爺が隣席にやって来た。
しかも荷物を頭上の網棚に載せるでもなく、そのうえ足元に置いたアタッシュケースをこちらへグイグイ押し付けてくる。
[旅行日:2012年12月18日]